このコーナーでは、私の知っている『知っていても得はしない』が
『損はしないだろう』という、雑学&ウンチクを披露したいと思います。

少しずつ増やしていくので楽しみにしていてください。

1 カクテルの語源 6 ウォッカの話
2 バー(Bar)の起源 7 ジンの話
3 カクテルをシェーカーで作る訳 8 ブランデーの話
4 ショートドリンクとロングドリンク 9 ビールの話
5 ウイスキーの種類 10 ワインの話











カクテルの語源
カクテル (Cocktail)とは、直訳すると『おんどりの尻尾』となる。
ミクストドリンクにどうしてこんな名前がついたので在ろうか?これには数多くの説があるが、どれも伝説の域を出ず、定説とはなっていないが一般的にはこうなっている。

 昔、メキシコのユカタン半島のカンペチェという港町に、イギリス船が入港したときの事。乗船した船員たちがある酒場に入ると、カウンターの中で少年が綺麗に皮を剥いた木の枝で、美味しそうなミクストドリンクを作って、土地の人に飲ませていた。
 当時、イギリス人は酒と言う物をストレートでしか飲まなかったので、それはとても珍しい風景に写った。一人の船員が『それは何?』と少年に聞いてみた。船員は、ドリンクの名前を聞いたつもりだったが、少年はその時に使っていた木の枝の事を聞かれたのかと勘違いして、『これはコーラ・デ・ガジョ(Cola de gallo)と、答えた。コーラ・デ・ガジョとは、スペイン語で『おんどりの尻尾』の意。少年は、木の枝の形が似ていたので、そうした愛称で呼んでいたのであった。この、コーラ・デ・ガジョを英語に直訳すると、テール・オブ・コック(Tail of Cock)になる。これ以来ミクストドリンクのことをテール・オブ・コックと呼ばれる事となり、やがて、カクテル(Cocktail)となった。


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バー(Bar)の起源

 バーという言葉はご存知の通り横木と言う意味です。ではどうしてそれが現在のような酒場を指すようになったかと言うと、1800年代の西部開拓時代のアメリカにおいて、簡易居酒屋ではビールやウイスキーを樽から計り売りしていました。すると客の中には酔っ払って勝手に飲もうとする者が出てきました。

 そこで経営者は客席と樽を仕切るためにバー(横木)を設け、酔っ払いを近づけないようにしました。そしてその横木はやがて横板になって、現在のような対面販売の形態になっていきました。そうしてそのような業態の居酒屋をBarと呼ぶようになりました。1830年代から50年代のことだと言われています。



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カクテルをシェーカーで作る訳

カクテルを作る方法は大きく分けて3つあります。
@シェーカーで振る(シェーク)
Aミキシンググラスでステアする(バースプーンで混ぜる)
Bグラスに直接材料を注いでいく(ビルドといいます)
どれも目的はお酒を混ぜることですが、どうしてシェーカーを使うのでしょう?バーテンダーが振るシェーカーの音や動作はバーのメインイベントの一つと言ってもいいほど華やかなものですが、この理由はもちろん、派手なアクションを見せるためではありません。シェーカーを使う理由は大きく、3つあげる事ができます。2つはすぐわかるかもしれませんが次にあげてみましょう。
@(混ざりにくい材料も)よく混ぜ合わせる。
A材料を冷やす。
B材料に空気を包み込む。
@Aの理由は分かりますよね。Bの理由は、空気が混ざることによって、強いお酒もカドが取れてのみやすくなります。気泡がアルコールを包み込むためですね。これは食べ物にもあてはまるんじゃないでしょうか。空気感のあるものの方がおいしく感じることもあると思います。ですから、シェーカーを振るときは、?よく振る?できるだけ指先で持つ(手の温度が伝わらないように)?円を描くように振る、という事がポイントになります。バーに行くことがあったらちょっとみてくださいね。



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ショートとロング

 カクテルは大きく2つに分けることができます。一つはロングドリンク、もう一つはショートドリンクです。ロングドリンクはさらにコールドドリンク(サマードリンク)とホットドリンク(ウィンタードリンク)に分けられます。この言葉の意味は2通りあって、その飲み物に使われているグラスの長さと、その飲み物をおいしく飲むことのできる時間の長さの意味があります。

 ロングドリンクは一般的にタンブラーやコリンズグラス、あるいは大型グラスなどで氷とともに供される飲み物で、時間がたっても比較的味は落ちません。

 一方ショートドリンクはいわゆるカクテルグラスで供されるもので、できるだけ冷えているうちに飲んだ方がおいしく飲めます。

 最近はこのショートドリンクを長くおいしく飲むためか、あるいはアルコールがきついからか、オンザロックス・スタイルで飲む方が増えているようです。こうするとカクテルグラスで飲むよりは長い時間楽しむことができますが、どちらにしても何十分とかけて飲むようではせっかくのお酒の味を楽しめないので気をつけましょう。



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ウイスキーの種類

 ウイスキーの基本的な定義は、?穀類を原料にした蒸留酒を、?樽で熟成させたもの、です。原料に何をどれくらい使うか、どんな樽でどのくらい熟成させるかは国の法律などによって違ってきます。

 世界の主な産地は、スコットランド(スコッチ)、アイルランド(アイリッシュ)、日本(ジャパニーズ)、アメリカ(アメリカン)、カナダ(カナディアン)で、これらが世界の5大ウイスキーとよばれます。原料や蒸留方、熟成のさせ方の違いによって、それぞれ特色を持っています。

・スコッチ・・・モルト、グレーン、ブレンデッドの3種。モルトウイスキーは大麦麦芽だけを原料にしたもので、蒸留には単式蒸留機を使います。麦芽をピート炭(泥炭)で燻煙するためスモーキーフレーバーを持つのが特徴。シングルモルトとは、一つの蒸留所の中だけで作られたモルトウイスキーのことです。グレーンウイスキーは、トウモロコシやライ麦を原料に、連続式蒸留機で蒸留したもの。モルトに比べておとなしくくせがない。これらをあわせたのがブレンデッドウイスキーで、世界で飲まれるスコッチの大部分がこのブレンデッドウイスキーです。

 ・アイリッシュ・・・最も古い歴史を持つといわれています。アイルランドで使われているゲール語のウシュクベーハ(Uisgebeatha・生命の水)がウイスキーの語源とされています。ピートで燻煙しない大麦やトウモロコシなどを原料に、大型の単式蒸留機で蒸留します。現在はブレンデッドが主流になっています。

 ・アメリカン・・・主になじみのあるのはやはりバーボンでしょう。1789年にエライジャ・クレイグ牧師がトウモロコシを原料に作ったのがはじまりとされています。現在は、トウモロコシを51%以上使うこと、内側を焦がしたオーク樽で2年以上熟成させることなどが法律で定められています。このほか、ライ麦を51%以上使うライウイスキー、トウモロコシを80%以上使い内側を焦がしていない新樽(または再利用樽)で熟成させるコーンウイスキーなどがあります。

 ・カナディアン・・・いわゆるグレーンウイスキーを主体にするため最も軽いウイスキー。香りが強くくせがないのが特徴。そのままでも飲みやすいです。

 ・ジャパニーズ・・・スコッチに習い、昭和初期から本格的に作られるようになりました。大麦やピートの香りを抑えたおとなしいものが主流です。



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ウォッカ(Vodka)のお話

 ウォッカは主に穀物を原料にした蒸留酒を、白樺の炭で濾過してニュートラルな性格に仕上げたお酒です。ウォッカは12世紀前後には既にロシアやポーランドで飲まれていて、ヨーロッパで最初にできた蒸留酒ということができます。錬金術師によってロシアに伝えられた蒸留酒は、はじめズィズネーニャ・ワダ(Zhiznennia Voda・生命の水)と呼ばれていました。それがワダ(水)と呼ばれるようになり、後に愛称形のウォッカ(Vodka)という名が使われるようになりました。

 ロシアの地酒だったこのお酒が世界に広まったのは1917年のロシア革命によってでした。亡命したロシア人たちがそこでウォッカ造りを広げたのです。現在ウォッカはカクテルベースとしてそのクセのない性格が買われ、広く使われています。



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ジン(Gin)のお話

 ジンはもともと、17世紀半ばに薬として作られました。オランダのライデン大学医学部教授のシルビウス博士は熱病予防に、利尿効果のある杜松の実、ジュニパー・ベリーを使った薬を考えました。それを杜松の実をあらわすフランス語、ジュニエイブルという名で売り出すと大人気に。薬としてより飲み物としてオランダを代表するまでになりました。

 後にそれがイギリスにわたり人気を博し、ジンという名で呼ばれるようになり、製造の本場もイギリスに変わりました。また更に後、ジンはカクテルベースとしても活躍し、その多くがアメリカで生まれていることから”オランダで生まれ、イギリスで磨きをかけられ、アメリカによって栄光を与えられた”酒、とも言われています。



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ブランデー(Brandy)のお話

 ブランデーの語源はオランダ語でブランデウェイン(Brandewijn)という言葉。意味は”焼いたワイン”です。スペインやフランスで14世紀頃、錬金術師がワインを蒸留して作ったのがブランデーのはじまりとされています。その呼び名であった、加熱したワインという意味の言葉、ウ゛ァン・ブリュレという言葉をオランダ商人が直訳してブランデウェインと呼び、それが市場の一つであるイギリスでブランデー(Brandy)と呼ばれるようになりました。

 現在ブランデーは世界各国で作られていますが、その質と量はやはり歴史の古いフランスが第一位でしょう。フランスでは2大生産地であるコニャックとアルマニャックに関して、原料や熟成法にいたるまで細かく法律で定められ、それを満たしたものがコニャックやアルマニャックという名を冠することができます。その他のブランデーはフレンチブランデーと呼ばれます。

 また、これはスコッチにもあてはまることですが、年数表記をする場合、ブレンドしたお酒の中で最も若いものの熟成年数を基準にします。ブランデーの場合、たとえばスリースター(☆☆☆)なら新酒の熟成年数が3年以上、V.S.O.Pなら5年以上、7年以上はX・O、ナポレオン、エクストラなどと表記されます。



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ビールのお話
 ビールの歴史はとても古く、紀元前4千年まで溯ります(ただ、これは麦で作った粥が自然発酵してアルコールを生成して酒になった、という話で、現在のビールとはちょっと違うものです)。現在日本では、酒税法でビールは麦芽・ホップ・水を原料としたもの、と定められています(米やコーンは副原料)。

 ピルスナー・タイプという言葉を聞いたことがある方がいるかもしれませんが、日本の多くのビールがチェコのピルゼンで作られる淡黄色のビールを原形とするためそう呼ばれています。

 また、最近は缶ビールも”生”という表示が多く見られますが、これはクリーンな風味を生かすために製品化工程中に加熱しないで樽や瓶、缶に入れて出荷したものを言います。加熱処理したものは通常ラガー本来は熟成させたビールのこと)と呼ばれます。

ビールは何年置いても微生物が繁殖したりしませんが、風味は壊れやすいので、できれば3ヶ月から半年のうちに飲んだ方がおいしいです。


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ワイン(Wine)のお話
 最も古い歴史を持つお酒であるワインは、紀元前5千年ころには作られていました。原料はもちろんぶどうで、その果汁を発酵・熟成させて作ります。

 赤ワインは黒ぶどうが原料で、皮や種子ごと発酵させた後(渋味はここからきます)、果汁だけをもう一度発酵させたのち、樽で熟成させます。

 白ワインは主に緑色をした白ぶどうが原料で、皮や種を最初から取り除いて発酵させ、主にタンクで熟成させます。熟成期間は赤ワインよりも短いです。

 また、ロゼワインは赤ワインと同じ手順で作り、好みの色になったところで皮や種子を取り除く方法や、白ぶどうと黒ぶどうをブレンドして作る方法などがあります。

 上記のように、ワインには熟成期間というものがあり、瓶づめされた後も熟成は続けられます。ですから、時間が経つと酒石やタンニンがオリとなって出てくるため、ワインの瓶の底を上げ底にして、注ぐときにそれがグラスに流れてこないようにしているのです。

 また、専門店などに並んでいるワインが寝かされているのを見たことがあるかもしれませんが、その理由は、ワインを寝かせることによってコルク栓が湿り、ワインがうまく呼吸できるようにするためです。

 ちなみに、このコルク栓が考案されたのは17世紀後半のことで、このコルク栓の登場により、ワインは長期の熟成ができるようになりました。


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