2000年6月10日   

No.1     


 それは、1通の封書が届いた事から始まった・・・・
手紙にはこう書いてあった『山崎蒸留所へウイスキーを造りに来ないか?』
 それは、選ばれた者だけに送られる幸運のチケットでした。
こうして、全国各地から20名のバーテンダーがサントリー山崎蒸留所に召集された。
これは、その時の製作体験奮闘記である。



 先日、全国より20名のバーテンでーがサントリー山崎蒸留所(大阪府)に集められ、工場見学およびオリジナルのブレンデット・ウイスキー造りを体験してきました。私(マスター柴)もその一員として参加してきましたので、その体験レポートを発表させていただきます。

サントリー山崎蒸留所は
・JR京都線「山崎駅」より徒歩で10分
・阪急京都線「大山崎駅」より徒歩で12分位のところに在ります







蒸留所は、周辺を山々に囲まれた緑豊かな土地にあります。又、水が綺麗な事でも有名です。


大正時代に使われた日本初の単式蒸留機(ポットスチル)

現在、使用使用している物では在りません。


工場見学者とバーテンダー達
   写真中央はガイドスタッフ




樽材に使われるホワイトオークの若木

創業者鳥井信治郎の像が出迎えます。



それでは、いよいよ工場内部へ・・・


でも、その前に

ウイスキーの基本的な定義
@穀類を原料にした蒸留酒
A樽で熟成させたもの
原料に何をどれくらい使うか、どんな樽でどのくらい熟成させるかは国の法律などによって違ってきます。

●スコッチ・・・モルト、グレーン、ブレンデッドの3種。

モルトウイスキーは大麦麦芽だけを原料にしたもので、蒸留には単式蒸留機を使います。麦芽をピート炭(泥炭)で燻煙するためスモーキーフレーバーを持つのが特徴。

シングルモルトとは、一つの蒸留所の中だけで作られたモルトウイスキーのことです。

グレーンウイスキーは、トウモロコシやライ麦を原料に、連続式蒸留機で蒸留したもの。モルトに比べておとなしくくせがない。

○これらをあわせたのがブレンデッドウイスキーで、世界で飲まれるスコッチの大部分がこのブレンデッドウイスキーです。


そして、造り方のお浚いです。

@原料
  • モルトウイスキーづくりにもっとも適しているのは、穂軸が二列に並んだ二条大麦。
A製麦
  • 麦にたっぷりの水を吸わせて発芽させ、麦の中に生まれる糖化酵素の量がピークになったところで、乾燥させて発芽を止めます。これが「麦芽」。
B仕込み
  • 砕いた麦芽に仕込水を加えます。酵素の働きで麦のデンプンが糖分に変わり、甘い「麦汁」になります。
C発酵
  • 麦汁にウイスキー酵母を加えます。酵母は麦汁の糖分をアルコールと炭酸ガスに分解しながら、独特の豊かな香味成分を生み出します。また、蒸溜所に棲む自然の微生物が働いて、複雑な香りや味わいが誕生します。3日間の発酵後にできあがるのが「もろみ」です。
D蒸留
  • もろみはアルコール分が約7%。これを2回に分けて蒸溜すると、次第にアルコール度数が上がり、香り高くなっていきます。蒸溜釜は銅製のポットスチル。釜の形によって生み出される香りや味わいが微妙に変わるので、それぞれの蒸溜所ごとにユニークな形状が見られます。
E貯蔵・熟成
  • 蒸溜したばかりのウイスキー原酒「ニューポット」は荒々しく香り高い酒。これをホワイトオークの樽に詰めて、貯蔵庫で静かに熟成させます。長い時の恵みによって若いウイスキーは次第にまろやかな琥珀色のウイスキーへ。長いものでは20〜30年ものまで、大事に大事に育て上げます。
Fブレンド
  • 熟成のピークに達したモルトウイスキー原酒を入念に選んで互いに混ぜ合わせ、味わいの基本をつくります。モルトウイスキー原酒の組み合わせだけでつくられるのが個性的な味わいの「ピュアモルトウイスキー」。とうもろこしを主原料とした穏やかな味わいのグレーンウイスキーをブレンドしたものはバランスの取れた味わいが特徴の「ブレンデッドウイスキー」となります。
G後熟
  • ブレンドを終えたウイスキーは互いの原酒がなじむように、さらに半年ほど貯蔵します。この工程は別々に熟成した原酒が交じり合い、なじんで行くことから「結婚する」という意味の「マリーイング」とも呼ばれます。
         瓶詰め、そしてウイスキーの完成となります。



では、いよいよ工場内部へ突入!




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